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2006年 02月 11日
そういえば毎年2月はBlack History Month〜『黒人歴史月間』。
ということで、一つブラックムービーのご紹介。 * 映画のタイトルは『マンディンゴ』。 ところで突然ですが、映画『風とともに去りぬ』って、好きですか? うちは母親が大好きで、ビビアン・リー演じるスカーレット・オハラに骨抜きされ状態。 この映画は、その時代にあった話。 つまり『風ととにも去りぬ』が表なら、この話は裏。白人としては(もしくはアメリカとして?)世間に知られたくない奴隷と、その奴隷を扱っている白人家族模様についてのお話。 * 時は1820年代、場所はディープ・サウス、ニューオリンズ。 湿地帯というのも大きく手伝ってか、この地域にはたくさんの『綿の土地:コットン・フィールド』があった。もちろん働いているのは奴隷である黒人で、その黒人たちを扱っているのは白人。 主人公はいわゆる地主である白人家庭の長男。 でも、そんな彼はある意味当時としては「もうちょっと見解が広い」人として描かれている。 もちろん「白人」だから「正妻」は白人がよろしいのだけれども、奴隷である黒人の若い娘たちの「処女」はみーんなもらえちゃう特権を持っている。お妾さんというのか、ぜんぜん違うけれど側室みたいな感じとでもいいましょうか。 ある日、主人公の彼は、いとこのお家であてがわれた黒人の女性に恋に堕ちた。 もちろん彼は彼女とは結婚できないけれど、自分のお家へ向かい入れ、奴隷以上のもてなしをする。 その後日、彼が奴隷市場に行ったときに『マンディンゴ』を手に入れた。 当時は黒人同士で拳闘するのを白人がお金を賭けて見るのがはやっていて(多分、格闘技の大元はここからやってきているのだろう)、そこで勝ち上がった人だ。 そう、ケンカの強い(そして白人の欲求を満たしてくれる)黒人のことを当時は『マンディンゴ』と呼んだようだ。 白人の彼は黒人の彼女と「マンディンゴ」をとても大切にしていた。 彼はとくにマンディンゴがお気に入りで、自分のボディーガードとしていろんなところへと連れて行っていた。 そして彼は、いとこの妹(白人)を、嫁へと向かい入れた。 ところがこの娘が「ヴァージン」ではなかったことから悲劇が始まる。 * 面白いものでそれがアメリカだけでなく世界的見解だったのだろうか、当時の殿方たちの見解としては、「やっぱり妻にするなら処女がよろしい」という、オンナのあたしからしてみればある意味侮辱とも思える考えを21世紀になった今でも持っている日本人男性が多いけれど、当時はそのようだったんですよね。 * 「うちの家族や友だちはこの映画、見れないよ」と、ぼくちゃん。 「あまりにもリアルでハードだから」とのことらしい。 そういえば、10年前に現代美術家韓国人と一緒に仕事していて、作品の関係上、日本と韓国の歴史を触れることになって、韓国が製作した韓国の天皇制を時の日本軍が破壊したというドキュメンタリーを元にしたドラマを見せられた。 「アキツ、どう思う? 日本人としてどうだよ」 と、普段は日本人だとか韓国人だとか関係なく仕事をしていたのに、彼女から問われたとき、あたしは何も返す言葉がなかった。 習ってこなかったこととはいえ、あまりにもハードな(そしてヘヴィな)内容だったからだ。 それと同じように(もしくは同列にしてはいけないのだろうけれど)、アメリカに連れてこられたアフリカ人が奴隷にされたのは周知の事実。そして彼らが受けてきた屈辱的行為も。 * 「お前は黒人じゃないから、俺たちのことなんてわかりゃしない」 「俺たちは奴隷だったんだからな!」 あたしは今までにぼくちゃんを含めて何人かの黒人から言われたことがある。 いつまでもそんなこと言ってないでよ。今は21世紀だよ、奴隷だったのはアンタじゃないでしょ? と言いたくなることが多いけれど、この映画を観ると「うーむ」となってしまう。 彼らが未だにそういうのは仕方がないことなのかな、と。 でも、この映画に出て来てる人たちは「奴隷だけれども、人間としての誇りは忘れないように」といったような孤高感が感じ取れるのは、所詮は映画、作られた物語の中だから? そしてあたしは初めてブルースってすごい音楽なんだな、と思った。 鳥肌が立った瞬間だった。 ブルースの巨匠、マディ・ウォーターズの旋律が哀しいほどマッチング。 彼の音楽が骨身に沁みる映画になっている。 * ディープな内容で、見終わった後はどこかへ放り投げだされた感じで落ち着かないけれど、とてもいい映画。 奴隷になってしまった黒人だって立場によって苦悩、当たり前だけど人格があって、そして支配者である白人にも人格がある。別に「黒人だから」「白人だから」という枠組みに当てはめられないドラマがあるけれど、でも、やはりそういった時代背景がこの映画をよりいいものにしているのだろう。 歴史って、やっぱり偉大、なんだよね。 日本語訳が出ているかは不明だけど(多分、マイナーなのでないだろうけれど)、黒人の歴史などに興味があるなら(いや、なくとも)ぜひ観て欲しい作品です。 Amazon で購入できまする。 人気blogランキングへ クリック、ありがとうでつ。
by liberula
| 2006-02-11 10:41
| ゲイジュツ関係
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