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2006年 02月 23日
ウィーンの19世紀末作家、エゴン・シーレの展覧会に行ってきた。最終日が20日月曜日。 行ったのが19日の午後2時半。 場所はメトロポリタン美術館とグッケンハイム美術館の間あたり(5番街と86丁目)にあるNEUE GALARIEでやっていました(ドイツ語なので、カタカナに訳せません)。 あたしゃちょっとなめていました。 だって19世紀末ウィーン美術と言えば『グスタフ・クリムト』が日本では有名で有名で、シーレは派手な色使いをしているわけではないし、なんか裸が多くってエロいとか、そんなに評判がよい感じではなかった(ように思える)。実際むかーし池袋西武のセゾン美術館で行われていた19世紀末ウィーン展でもシーレの絵の前、だあれもいなかったもん。 そんなもんだろうと思って行ったら……あなた、 行列、でしたよ。 すいません、すいません、ここはニューヨークでした。 待ちましたよ、北風がすごくって体感温度はマイナス二度か三度だったでしょう。30分近くまって入りました。 More 2006年 02月 11日
そういえば毎年2月はBlack History Month〜『黒人歴史月間』。
ということで、一つブラックムービーのご紹介。 * 映画のタイトルは『マンディンゴ』。ところで突然ですが、映画『風とともに去りぬ』って、好きですか? うちは母親が大好きで、ビビアン・リー演じるスカーレット・オハラに骨抜きされ状態。 この映画は、その時代にあった話。 つまり『風ととにも去りぬ』が表なら、この話は裏。白人としては(もしくはアメリカとして?)世間に知られたくない奴隷と、その奴隷を扱っている白人家族模様についてのお話。 More 2006年 02月 08日
イラストのお仕事を日本からいただいた。
実は15年近く前に、朝日新聞社から出ている『ASAHIパソコン』という雑誌にイラストを描いていた。 きっかけは忘れちゃったけれど、その当時、入社したばかりの新人編集さんが、パソコンについて右も左もわからない。さて、どうしよう。といった内容のエッセイ分にイラストを描かせてもらていた。 隔週で結構な収入だった。 でも、今冷静に考えると「ぼっていたな」としか思えないクォリティー。 いやー、絵を描く仕事をはっきりいって馬鹿にしているとしか思えないですな。 なんとその当時の担当編集の方から連絡があって、今月28日発行で休刊になってしまうとか。ということで、イラストのお仕事の依頼があったわけです。 とはいえ、当時は日本に住んでいて、ケント紙に描いた絵を色鉛筆でちゃっちゃっちゃっと塗って郵送して終わり、という実に簡単な作業。 でも今あたしが住んでいるのはニューヨーク。 でもって根っからアナログなあたしにはフォトショップなどを、ソフトを使っての作業なんてとーんとわからない。 しかし締め切りはありまして……。 モノクロで描いた絵をスキャナーで取り込んで、しこしこ色と塗りました。 スーパーボウルをBGMに(笑)。 しかし、アレですね。 普段は文字を読んだり書いたりしかしていないけれど、色を塗るって作業、すんごい目を使うんだね。翌日、目がしょぼしょぼだった。 デザイナーとか大変だよね、一日中PCの前にいて。 あと、趣味で絵を描いている人たち(ヲタッキーな方たち)とか、すごいわあ。 最近、漫画とかもPCで描いている人たちも多いというし。 尊敬しちゃいますね。 少しは勉強して(初期段階で躓いています(笑))、ここにもスケッチとは違う絵を載せていこうかな。 でも、所詮はアナログだから、手作業が好きなのさ。 久々に『絵を描く愉しさ』を思い出したお仕事でした。 ![]() よかったら雑誌、手に取ってみてください。 『ASAHIパソコン』2月28日発行 2006年 01月 07日
![]() ちと古い話ですが、実は大晦日にメトロポリタン美術館でやっていた『Vincent van Gogh : THE DRAWINGS』を観て来た。 デザイン関係の友だちやら、Xukumaにやってきたお客さんやらに「すごくいいよ、絵をやっているなら絶対観に行くべきだ」と言われ続けていたアタシ。 そらー観たいですよ。 だってこれ、今まで国外に出たことがない作品が初めてニューヨークにやってきた、というやつですからね。 とはいえ、始まったばかりの10月は忙しく、11月に入っても忙しく、気がつけば観光客で一杯の12月になっていて、自分を恨んでみたり(笑)。 ということで、まさか駆け込みになるとは! 午前9時半の開展と共に行こうと思ったけれど、結局ついたのが午前11時前。 まだそんなに人は多くなく(とはいえ、いつもに比べたら多かったけれど)、思ったよりいい感じで観れた。 感想は? と言えば めっちゃよかったです! 行けなくって、行った人からカタログとか見せてもらっていたら、悶え苦しんでいたことでしょう(笑)。 * オランダに行ったことがないからゴッホ美術館にも行ったことはない。 でも安田生命(だっけ?)が5億円で仕入れたゴッホの『ひまわり』も観たし、パリでもルーブルやポンピドゥー、ここニューヨークでもたくさんゴッホは観た。 フランスのアルルにだって二回行って、一度めはツアーだったけれど、『跳ね橋」を急遽コースにいれてもらったり(すごい地味だった)、二度目の時は彼が入院していた精神病院へも行った。 別にゴッホおたくじゃないけれど(笑)。好きな作家の一人。 しかし、しかし、しかし! 今回観た作品群たちは、今までみたゴッホの中でもとてつもなく素晴らしい! デッサン力があるのは非常にわかったんだけれど(レオナルド・ダ・ヴィンチに匹敵! ピカソに匹敵!)、でもって、言われているように、浮世絵の影響もよーっくわかりました。 でも、あたしが何よりも感銘を、そしてショックを受けたのは 今まで、絵からこんなにも打ちのめされるような作家の情熱を感じたことはあっただろうか? 一枚の絵を観ては「う〜む」とうなり、また一枚観てはうなり。 きっと周りのお客さんからはヘンなアジア人と思われただろう。 ある絵からは足を動かすことが出来なかったくらい。 情熱だよ、情熱! これだよ!! ということで、あたしの2006年の目標は 美術館へ足を運ぶ 絵をたくさん描く ということになりました。 って、まだ一枚も描いていないけれど。ありゃりゃ。 人気blogランキングへ クリック、ありがとうでつ。 2005年 11月 22日
「この映画面白うよ〜」と、ぼくちゃんと付き合いだして間もないときに、わざわざ実家からテープを持ってきて一緒に見た『ブラキュラ』。Xukumaデザイナーのマイコちゃんが言うには「黒人が見ると泣けてどうしようもないらしいけれど、他の人たちが見ると笑えてしょうがない」という評価の映画。 あたし的にはがっつりツボに入った映画でした。 テープはお兄さんのものだったので、この間Amazonでビデオ買ってしまったくらいですから。 B級ばりばりのブラック・ムービー。 製作年度は1972年。 ファッションがかっこいい。 アフロヘアーがかっこいい。 音楽だって負けてないよー。 ストーリーはというと、まあ、パッケージの絵を見てもらえばわかるだろうけれど、ドラキュラのお話なんですよ。で、ブラックのドラキュラだから『ブラキュラ』(安直、なんて安直なんだああああ)。でも、このBな感じがいいでしょ。 中世の時代に黒人カップルが白人のお屋敷にご招待されるんですが、実は彼らはドラキュラ。主人公である男性だけがドラキュラにされ、婚約者である彼女は亡くなります。 で、時が流れて現代になり、ドラキュラになった彼は『ブラキュラ』として復活し、ある夜、ディスコで婚約者そっくりの彼女と出会い(二役)、そこからドラマが生まれるのであった……。 結構哀しいお話なんだけれど、B級なだけにストーリーの爪が甘くって突っ込みどころ満載。笑いが止まらないんですな。 残念ながら日本語字幕は出てないようなのですが、機会があったらぜひ見てくだされ。 2005年 07月 22日
ニューヨークが大好きで、わたしのやっている自転車ツアー(ハーレム版)に二年連続で参加してくださっているWONDERBALLさんから、今度は『ムービー・バトン』なるものが廻ってきました。
いったいいくつバトンがあるの?(笑) ニューヨーク関係のサイトと言えばニューヨーク・ラブズ・ユーが、よく知られていますがWONDERBALLさんのサイトも素晴らしいです。 「ニューヨークに行くぞ!」な時は、ぜひチェックしてください。 すてきなサイトはコチラ。 ブログもチェックしてね。 それではいっちょ、やってみますか。 過去一年で一番笑った映画 えー、過去1年ですか? あまり映画みてないんだよなあ…… ということで、これはパス。 ベタなところで『バーバーショップ』とかかければいいけれど、見ていないし。 過去1年で一番ないた映画 だから「過去1年」ってのはさあ……。 ということで、独断で「今まで」にしちゃいます。 あたしは「哀しい映画」が好きなんです。 この言葉の気持ちを説明するのは難しいけれど、山田詠美さんが「涙が5粒ほど流れるくらいの気持ち」と言っていましたが、まさにそんな感じ。 ポルトガル語(ブラジル語)だと「さうだーじ」って感じかしらん? ■太陽に灼かれて:ニキータ・ミハイルコフ監督 旧ソビエトが舞台なんですが、たまりません。 子どもがかわいすぎだよな〜(監督の実娘)。 ロシアってやっぱり好き。軍服がそそる! ロシアン・ポルカもよいです。 ロシア、万歳! この監督、マルチェロ・マストロヤンニを主役にして『黒い瞳』という映画も撮っています。中年男のやさぐれ感満載でいい映画でした。 つーか、日本のアマゾン、どうしてDVD出てないの?! アカデミー賞まで取っているのにさ! ちなみに英語版(Burnt by the Sun)で持っているわたしです。 心の中の5つの映画 ■エデンの東なんで交通事故にあっちゃったの、ジェームス・ディーン! 他二つもみたけれど、この映画が一番好き。 とくに思春期(高校時代)何度も何度もみました。ついでにセリフ入りサントラ盤まで買っちゃったし(笑)。 最後の最後に、お父さんに認められ、お兄さんの婚約者にうれしそうに(というのか)みる表情は、たまりません。 ああいう顔、表情を漫画を描きたかった(描けなかった)。 愛情をキミに 与えてください。 ■レザボア・ドッグス劇場公開ポスターにハートをぶち抜かれ、公開終わった後に彼氏と一緒にビデオでみたときに、始まり方がよくわからなくって巻き戻した記憶あり。 だって「マドンナの“ライク・ア・ヴァージン"って、どういう意味だと思う?」が映画のイントロだなんて思わなかったんだもん。映画の中でくり出されるセンスがとても好きだね。 ちなみにこの映画でFXXKというセリフ、254回ほどしようされているとか(笑)。 タランティーノ・ファミリーの映画として『デスペラード(エリ・マリアッチのほうが好き)』に『キリング・ゾーイ』とはまりました。 とくに『キリング・ゾーイ』のジャン・ユーグ・アングラード。『ベティー・ブルー』『ニキータ』で彼に惚れたフレンチかぶれ娘たちのど肝を抜いたことでしょう。 あたしはこの狂った彼のほうが好きですが。 ■コックと泥棒、その妻と愛人さすが(?)美大系監督だけに、構図から何から何まで細かい。 部屋が移動するたびに証明の色が変わってるつーくらいに凝っている。 でも、何よりもこの内容が……理解不能だった、当時は。もう一度見て確認したい。 どっちにしろ見たら「お肉、ちょっと食べられません」感満載だろな。 ラスト、すんごいんだもん。 しかし、マイケル・ナイマンの音楽が素敵(ああ、聞きたくなっちゃった。けっこう集めました)。 そして、なんてったって衣装担当がジャン・ポール・ゴルティエ!! 彼が衣装担当したが『ロスト・チルドレン』もよかったねえ。ちなみに『フィフィス・エレメント』は見てないの。だってブルース・ウィルスがキライだkら。 着たいな、ゴルティエ。 高いぞ、ゴルティエ。 ■汚れた血 ジュリエット・ビノッシュのかわいいことよ! おかっぱにして、赤いカーディガン着たかったです(笑)。 パンクな映画です。 一作目の『ボーイ・ミーっ・ガール』も好きだったけれど、これが一番でしょう。 『ポン・ヌフの恋人たち』は個人的にはどうでもいいかな。 ちなみに英語のタイトルは「Dirty Blood」って、確かにそうだけれど……。 ■ラテンアメリカ光と影の詩 南米の「幻想感」満載。 中南米旅行前に一回見て、帰ってきて見たら全然印象が違った。 よく聞くとスペイン語、それぞれなまっているし、ブラジルではちゃんと(?)ポル語を話していた。字幕ばかり見ていたら気づかなかったけれど。 そしてなによりも絵、がいい。 あたしもあんな絵を描いて、ああいった絵本を作ってみたい。 『モーターサイクル〜』もいいけれど、こっちがダントツ。 両方とも自分が行った場所が出てくるから、旅行感に浸れるけれどさ(笑)。 南米、また行きたいなあ。 :次点(おまけ): ■ストレンジャー・ザン・パラダイスこんなダラダラ映画って無いよね(笑)。 この映画のおかげで黒人音楽への道へと入っていったといっても過言ではない、かも。 スクリーミン・J・ホーキンズを知ってしびれて。カッコイイです。 大学出た後に、ブラック関係のインディーズのレコード会社にバイトしたくらい。その会社が、彼を呼んで渋谷のクアトロライブ行って、握手してもらったっけ。 『ミステリー・トレイン』という映画を思い出して、メンフィスまで行っちゃったしさ。 この映画、今見てもカッコイイけれど、当時(20前後)友だちと「このシーンがカッコイイ!」なんて言って、エバの真似しているのが目に浮かぶ(笑)。タバコを吸いながら、ダンス。 ちなみに監督のジム・ジャームッシュ、あたしがニューヨークに来たての、かれこれ6年前に働いていた日本食レストランの常連さんでした。でも忙しかったからぞんざいに扱った記憶が……野菜そばと野菜餃子を食べていました(ベジタリアンなのかしらん)。キリンライトを飲んでいたっけ? ニューヨークって、不思議、面白い、と思ったな、その時に。 ああ、やっぱり彼はニューヨークに住んでいるんだ! とも思ったっけ。 そして、ああ、あたしもニューヨークにいるんだ、とも思ったよ。 * あら、黒い系がないじゃないと思ったあなた。 だってトウキョウに住んでいたときはサブ・カルかぶれだったので(笑)。 アンドレイ・タルコフスキーとかも思い出しました(常に寝てしまい、ちゃんと見たことがないな)。 いやね、美大出はさ。 でもなんだろう、ブラック・ムービー。やっぱりスパイク・リーかな。 そのうち、ブラック・ムービーお勧め5本とかやってみよう。 みたい映画 あのね〜22日から公開されるんですけれど、[Hustle & Flow]って映画。 実はこの主役の彼、ぼくちゃんに似ていると言われているのです。 ←この人。名前をTerrence Howardといいますの。 堂本かおるさんも言っていたし、ぼくちゃんも「オレに似ているらしい」と言っています。あたしはよく知らないのでウェブでチェックしたけれど……そうかなあ。 雰囲気が似ているのかな。 あえて言えば、身体つきが似ている(笑)。 だって褐色の肌に、この白いタンクトップって、お決まりじゃん! ということで、ハーレムでも公開されるからチェケダウ、です! ちなみに廻す人は…… 考え中。 ふうふう、映画、もっと見ようっと。 人気blogランキングへ クリック、ありがとうでつ。 2005年 07月 16日
いつも興味をそそる洋書紹介をしているジョージア州滞在のんでるさんから、ミュージック・バトンならず「ブックバトン」なるものが廻ってきたので、ちょいとやってみましょう。
* 実はあたし、本、読み出したのは遅いのです。 それまでひたすら、頑なに漫画を読んでいました。ほら、少女漫画家希望だったから。 でも、年齢を重ねるにつれて、本好き父親家系の血がじんわり出てきたようで、今では「読む」「読まない」にしろ、なんらか本や新聞といったものがかばんの中に入ってないと落ち着かないようになりました。 Q1:持っている本の冊数 これ、ムツカシイっすね。日本にもかなり置いてきています。 ただいま本箱に入っているものは『ブックオフ』で買ったり、わざわざ日本から送ってもらったりしたものなど厳選されたもののみ。なので50冊くらいしかないんじゃないのかな。あ、でも興味本位で買ってもらって「クソじゃん!」というのも、数冊交じっています(笑)。 英語の本は図書館で借りたりするけれど所有欲が強く、結局買ってしまいます。古本屋やアマゾンを利用して。 ちなみにニューヨークでは二カ所、日本語の本が公立図書館で借りられます。 一つは53丁目にあるドネル図書館。もう一つはクイーンズのフラッシング図書館。 53丁目は今どき系が多く集まっていて、クイーンズは純文学系(芥川、三島、夏目、太宰、坂口系がほぼ全集といっていいほど揃っている)。ニューヨークに来たてのころ、お世話になりました。 ニューヨークに住む前の年、中南米を旅していて全体的に活字が恋しくなっていたので、それが続いたという感じでしょうか。98年、99年とたくさん本読んだような……。 Q2:今読みかけの本 or 読もうと思っている本 ■Manchild itn the PROMISED LAND by Claude Brownちょっと前に「ハーレム関係の本」でも紹介したように、一番読みたいのがコイツ。 ■BLACK LIKE ME by JOHN HOWERD GRIFFIN1959年とまだまだ差別が激しい時代に、白人である著者が肌を黒くしてディープサウス(ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマそしてジョージア)をバスで渡り、黒人がどういった差別を受けているかを、まさに身体張って書いたドキュメンタリー(つーか、ルポですね)。 確かミシシッピで黒人の子どもが行方不明だか殺されたりしたのに、犯人である白人が無罪になっていてもめている時期だったかな。 えー、3分の1ほど読んで止まっています(今年の頭)。 たしかこれ、映画にもなっている。 ■HARLEM STOMP by Laban Carrick Hillこれはハーレム・ルネッサンスに関する絵本形式の本。 写真と絵がたくさんで、見ているだけでもうれしい。 と、みっつ、黒い系でまとまってしまった。 今現在興味があることがそれだから、そうといえばそうだと言えるでしょう。 Q3の最後に買った本(既読、未読問わず) ■American Accent Training えー、これについては後日。 Q4:特別な思い入れのある本、心に残っている本5冊(まで) これ、ムツカシイですよね。 旅行にいったときって、とくにやること、なくなっちゃうんですよね。確かに最初の頃は街探検とかしても、三ヶ月とか半年とか移動を繰り返してしまえば「非日常が日常」になってしまうわけでして。だもんで、日本人バックパッカーの人たちと読み終えて本を交換していました。 なので、旅行中にかなり本、読みました。 ●それでは、旅行篇 なんてたって司馬遼太郎さん。 こんなに面白いなんて知らなかった。 文章のとても上手で映像が浮かぶくらい。 『梟の城』はチリの首都で読んでいました。 ちなみに9.11後の落ち込んだときには『竜馬がゆく』全巻を友だちから借りて読みました(面白かった!) ■アルケミスト/パウロ・コエーリョ なんか知らないけれど、流行っていた。同じく『聖なる予言』もね。1999年のお話。 でもアルケミストのほうが圧倒的に好き。だが、ラストがなあ……。 スピリチャル系、もういいや。まんぷく。 ■インカの歴史(中央公論社) ペルーの首都、リマで泊まった宿にたまたま置いてあった。その後、今まで自分が通ってきた街、ナスカやクスコでずいぶんと役に立ったのは言うまでもない。 ●思い入れ篇だよ ■死後の恋/夢野久作 夢野久作といえば『ドグラマグラ』が有名ですが、思わず泣いてしまったのはコイツ。あたしが「ハルピン」とか「ロシア」に惹かれたのは、彼の作品の影響かもしれない。 ちなみに『ドグラマグラ』は、ブラジルはアマゾン州都マナウスで、熱と出しながら読み直した(頭ぐるぐるしたねえ)。『氷のはて』とかいいですよ〜。いやー、興味のアル方は三一書房の全集を集めましょう(もっていますよ、はい)。 あ、筑摩文庫でも全集やっています。 ■千年の愉楽/中上健次 中上さん。20代前半のときの職場の人から「読め、読め、読め」と言われつつ読まなかった。こっちの図書館で借りて衝撃。こんな文章の書き方、ありなんだ。思わず日本から来る友だちに買ってもらったり。とくに出身地である「熊野系」ははまったな。 惜しい人と早く亡くしました(どうでもいいけれど、バイだったらしい)。 ちなみに中上さんから後継者と言われたと豪語している村上龍。お前なんて彼の後継者なんかにゃなれへんでーーーっ。途中で失速してばかりじゃねーかっ! 翻訳だっていっちゃん最初の『限りなく〜』だけじゃん(確かにコレは面白かった)。 今後は政治家ですか? ■ねじ巻き鳥クロニクル/村上春樹 大学時代かな、彼の書いた『ノルウェーの森』が大ヒット。「なにがおもろいねん!」と他の作品にせよ3ページが限度だった春樹作品。こっちの図書館で読んで「おもろいやん!」。読めるだけ読んだ。英語版もチャレンジしたけれど……難しかった。けっこう日本語だってムツカシイよね、ハルキくんの文章ってさ。 ちなみ旅しているアタシは、人から「旅行記」をかけと言われるけれど、ハルキくんの書いた『遠い太鼓』を読んでみたまえ。アレがプロが書く文章さ。 ちなみに沢木耕太朗さんの『深夜特急』文章の書き方とか「オレのほうがもっとスゴイ旅をしている」と豪語している人たちが多いかもしれませんが、彼の視点がすばらしいです。 旅行記書くのって、簡単じゃないよ〜。 ■きりぎりす・斜陽/太宰治 うまいわあ、うまいよ。文章、きれい。日本人でよかったよ。 ニューヨークで読見直す太宰、よかったです。 高校生のときは大キライだったのに、不思議。 ちなみに斜陽の英語タイトルは『setting sun』。人間失格は『No more Human』。ノー・モア・ヒューマンって……(ドナルド・キーン訳)。 ■百年の孤独/ガブリエル・ガルシア・マルケス 友だちから勧められたのが約10年前。登場人物の名前にやられて読めなかったけれど、中南米旅行してニューヨークで読んだ。面白かった。彼が書いた作品で読めるだけのものは読んだね(ちなみに読み返そうとし、バスの中に忘れ、そのまま行方不明……(涙))。 で、読みたいのが『予告された殺人の記録』の続編と言われている『コレラの愛』。日本語訳出ていません。英語で読めるか?? 本屋に行くたびに立ち止まって挑戦しているアタシ。あー、買っちゃおうかなあ。 * 日本に住んでいたときは、漫画が好きだったけれど、年齢を重ねるにつれて本も読み出した。 吉本ばななさんの初期3作も読んだし、山田詠美さんはとにかく好きだった。文体とか形容詞の使い方とかすごくうまいと思う。でも、彼女の本を読んだから黒人の彼氏が欲しくなったわけじゃないことは大きな声で言わせてもらいます。 町田さんの書くパンクな内容、文体も好きだし(こっちの図書館で借りました。衝撃的!)、他にもたくさん好きな作家はいます。 今はどちらかと言うと、日本語の本よりも英語の本をたくさん読もうと思っているので「この本、面白いよ(池波正太郎さんとか)」と言われても、うううう、とうなっています。 アメリカにいるからこそ、昔の人たちが書いた本が面白いのかもしれない。 ということで、↓ ●もし、またバックパッカーになったら、どの本を一冊だけ持っていくか? これは非常にムツカシイです。行く国にもよるし。 本当は『百年の孤独』の予定だったけれど、エイズで死んでしまったキューバの亡命作家レイナルド・アレナスの『Befor night falls(夜になるまえに)』でしょうね(どううでもいいけれど、アマゾン・ジャパンでなかなか出てこなかったのはなぜ?)。 もうろうとした意識の中でテープに残し、友だちに起こしてもらって小説化。買った当時は英語が良くわからなくって日本語版を買って、送ってもらって読みました(そいうえば、彼の小説3冊か4冊あったっけ、読んでないな)。 映画もいいよ。 * ということで、バトンを渡す5名さま〜。 ・気になるよ、どんな本を読んでいるのか。フォトグラファー「ブルックリンへようこそ」の詩乃ちん ・ヒップホップ系でまとめちゃうかな? 「ヒップ・ホップ・ジェネレーション」の桂子ちゃん ・デザイナーであり、絵本作家でもある<「Limin in FLATBUSH」のcrix_cheese さん ありゃりゃ、ブルックリン系で集まってしまいました。 ・やはり今回も不信感、抱いていますか? 理路整然と構築されている頭の中が知りたいです。「Everything in Life is Only for Now」のsabretooth教授 ・視点がとっても面白いし、文章が好きです。その若さが好き。「On and on」のakkoちゃん、よろしくねん♪ 人気blogランキングへ クリック、ありがとうでつ。 2005年 07月 01日
ハーレムに生まれて(2)で告知したハーレム生まれ育ちの人が書いた小説の紹介をしていなかったですね。ということで今回は、個人的お勧めの本をいくつかご紹介でつ。
紹介する本は全て英語で読んでいます(もしくは挫折、途中で止まっている)。 でも何冊かは日本語訳が出ているはずなので、興味のある人は調べてくださいね。 しかし英語で本を読む日が来るとはなあ……(遠い目)。 ************* ■Manchild itn the PROMISED LAND by Claude Brown ハーレムで生まれ1940年から50年代に多感な時期を過ごしたブラウン氏の自伝。 日本語訳も出ていてタイトルは『ハーレムに生まれて』 いわゆる「不良」だった彼は青少年更正施設に送られ、その後ハワード大学院まで行き、法律関係の学校も出たらしい。 「らしい」と書いたのは、まだ5分の1までしか読んでないから。 “多分ママはぼくのことをこう思っているだろう。「ああ、神さま。どうしてこの子はこんなにも悪い子なんでしょう。きっと悪魔が彼の中に住み着いているのでしょうか」。でもママにはぜったいにはわかりゃしないんだ(訳:アキツ)” 学校に行かなかった彼は、友だちと盗みを働いたり外泊をしたり。 聞き慣れた125丁目や145丁目のストリートの名前がたくさん出てくる。 もし日本でこの話を読んでいたら、ものすごいショックを受けていたに違いない。 でも、違った意味であたしはショックを受けているよ。 だって60年も前の話なのに、何もギャップを感じないのはどうしてなのかな。 あたしは密かに期待している。 この本が、ハーレムやブラック・コミュニティーに対して疑問に思っていることを少しは解決してくれるんじゃないかってね。 とはいえ、なかなか進みません(笑)。 最初は図書館で借りて、でも案の定貸し出し期間の三週間では読み切れませんでした。 面白く興味深い内容だし、単語だってめちゃくちゃ難しいわけじゃないし文法だって難しくない。でもでもでも、どおがんばっても5ページが限界、なのです。 アマゾンのレビューをいくつか読んだら15歳未満で読み切った人たちがたくさんいるようで……でも、この文字の小ささや厚さは18歳以上でしょう! なんてね。 7月中には終わるかなあ。終えたいなあ。 ■DOWN THESE MEAN STREETS ![]() by Piri Thomas こちらはイースト・ハーレムで生まれ育った、プエルトリコ人のお父さんとキューバ人のお母さんの間に生まれたトーマス氏の自伝。 この話もまた1940年代です。 当時のイースト・ハーレムは今と違ってイタリア人が多く住んでいて、そんな彼らとの間のトラブルが起きる様子が書かれているけれど……これが10分の1も読んでないで止まっている(笑)。 印象に残っているのが、とても寒い冬で、でもアパートに備わっているヒーターが動かず母親がスコップでヒーターを叩いている音がアパート中に響き渡っているということ。そして、ちょうど父親が仕事を無くした日(だったかな)に、日本軍が真珠湾攻撃を始めたってこと。 久しぶりにこの本を手にとってみたら、がーん、「Manchild〜」より文字、大きいじゃん。でもってページ数が少ない。さくさく読めそうな気配なのに! ■A Landolord's Tale ![]() by Gammy L. Singer この話は70年代のハーレムが書かれています。 この本を紹介してくださったのは堂本かおるさん。 「面白いよ。単語も文体も難しくないし」と言っていました。 実は124丁目にある本屋さんで並べられていたときから「むむ、面白そうだ!」とチェックは入っていました。そこで行われたサイン会にもいっちゃったし(ミーハー?)。 ところが残念なことに本との相性が悪いのか、どうもするする読めないのですよね。 第一章をどうにか読んでお終いに、これまたなっています(笑)。 ページにしてたったの4ページ。すいません。 詳しいレビューはかおるさんが書いていますので、コチラからどうぞ。 ■MONSTER ![]() by Walter Dean MYERS 確か16歳のアフリカン・アメリカンの少年が、145丁目のデリ(だったかドラッグ・ストアだったかな)で起きた殺人事件現場にたまたまいただけで、殺人の罪に問われ、刑務所へ入れられ、その裁判の様子を映画のような脚本形式で書かれている小説。 この本は青少年が読む本の賞を取っています。 これは読み切りました(笑)。3年ほど前かな。 初めて読み切った本ではないだろうか。 もう一度読もうと思っていて、読んでない。 先に紹介した「Manchild〜」も図書館の割り振りとしては青少年カテゴリーだったけれど、値段だってアダルト系と同じだったのに対して、この本はペーパーブックということもあってか6ドル95セント(あれ、「Manchild〜」だってペーパーブックだわ)。 作家のWalter Dean MYERSはハーレム生まれ育ちの人で他にもたくさんの本を出しています。 内容はたまに説教臭いけれど全体的に読みやすいし、今のブラック及びラテン・コミュニティーに生きている子どもたちに、ドラッグ・ディーラーだけじゃない世界を教えてくれている(と書いていて、簡単にディーラーになる子って本とか読むのかなと疑問)。 確か『145street』の日本語訳が出ているはず。 でもあたし、短編集にもかかわらず読み切れてない。でもって彼の自伝的小説『bad boy』も10ページほどしか読んでない(笑)。 ■THE BIG SEA ![]() by Langston Hughes 彼はハーレム生まれではないけれど、あたしが大好きなハーレム・ルネッサンスのいったんを担っている人。 1940年代から60年代までの無くなるまでの20年間、ハーレムのアパートに住んでいました。 って、実はここ1年ほど前まで彼の存在を知らなかったあたしです。 この本はこれまた彼の自伝で、ハーレム・ルネッサンスがどういった形で1920年代のニューヨークにわき出てきたかが、当事者の彼から書かれていて面白かったです(読み切ったさ!)。 さすがに1920年代は、とおおおおおおおっても「遠い」というのか、別世界的でした。 ************ とまあ、読み切れてない本がほとんど(笑)な、本紹介でした。 他にもジェームズ・ボールドウィン(彼の自伝的映画『135street』はとてもよい)とかも読めばいいんでしょうけれど、日本語を読むようにはいきませんな、残念だわあ。 インドネシア人の友だちは、あたしが手こずっている本を二日とかで読んじゃうんですよね(笑) とりあえず今年も後半に入ったので(早いぞ)、月イチで本を読み切りたいものです。 いやいや、ここに載せた未読本を年内に読み切れたらいいとしましょうか。 ◆◇◆人気blogランキング◆◇◆ 人さまに「クリックしてや〜」と頼むシステムがイヤだったので(自発的に「面白いと思うからクリック」のほうがいいと思いません?)参加してなかったけれど、ハーレムに関する誤解(つーか、情報不足)が多いし、やはりたくさんの人に読んでいただきたい! と思い出しましたので、参加しました。 ということで、気が向いた人だけどうぞ。人気blogランキングへ ありがとうでつ。 2005年 05月 23日
すいません、今回もまた、Star Warsネタです。
まだまだ個人的に「お祭り」が続いているモノですから(笑)。 ルーカス監督が黒沢明氏の映画が好きというのは、有名なエピソード。 でも「ジェダイ」という言葉が「時代」から来ていたのは知りませんでしたわ。 それよりも、ヨーダのモデルが日本人という話しを聞いたのですが、どなたかご存知かなあ。 なんでもルーカス氏がその昔日本に行ったとき、大阪の某大学を訪れ、そこで「ヨダ」という名前の教授にあったそうです。 その彼の耳が、普通のひとよりピンと立っていて、それにものすごい衝撃を受けたのでしょうか、ルーカス氏が彼をモデルにして「ヨーダ」を作ったとか……。 エピソード5の映画が公開された当時、ヨーダは「YMO(当時)の細野晴臣」さんに似てると、当時友だちとささやきあっていたものでしたがね……。 ああ、気になる。 どなたか教えてくんなまし! 2005年 05月 22日
友だちカップルと来週に見に行く予定だった『スター・ウォーズ:エピソードⅢ』。待ちきれなくて金曜日夜中1時半上映(厳密には土曜日早朝?)のチケットを買ってみてきました。
いろいろな意見が出回っているけれど、個人的には「ちょーーーーー面白い!」。よかったでつ!! 夜中だっていうのに、それも上映しているのはニューヨーク市内でたくさんあるのに、たくさんの人が集まっていた。 やんや、やんやの喝采で、いかにたくさんの人たちがこの映画が上映されるのを待ち受けていたのがわかる。 明け方午前4時に終わった映画。 見終わった後に「この後のエピソード7〜9なんて作る必要ないよ!」と、白人のおにーさんが一緒に見ていた友だちに熱く語っていましたが、その通り! これで終わろうぜ。 元々は少女まんが家を目指していたあたし。 作品を作る上で大変だったのが、主人公がどうして相手のことを好きになったのかということだった。 30枚という限られたページの中で、いかにわかりやすく、無理のない設定で読者に伝える(納得させる)か。 すごく大変なことなんですよ。 そこで今回の『スター・ウォーズ:エピソードⅢ』。 多くの人がどうなるかをわかっている話を書くわけです。 「予定調和」の、「つじつま合わせ」の話でしょ。 その中で特に なにゆえアナキン(ルーク・スカイウォーカーの父ちゃん)はダース・べーダーになったのか? が、最大のポイントですよね。 それ以外にもそれぞれ個人的に疑問っちゅーのがあったわけでしょ。 そこを「うむ、納得じゃっ!」(拍手喝采)で迎えられたのってスゴイと思うんです。 納得させるのが「プロ」でしょ。 という意見には耳を傾けません(オイっ!) コレ見ると、いかにエピ1と2がどうでもよかったか(説明で終わったのか。ある意味仕方ないかも)がわかりますね。 77年に第1話が公開された初期スター・ウォーズ三部作、全部見たいと思いましてよ、アタクシ。いまからDVD購入しなくっちゃ! いいんです、ジョージ・ルーカスに踊らされても。 さあ、皆も一緒に踊ろうぜ! < 前のページ次のページ >
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